水をたくさん飲むと肌にいいのか?
「お肌をキレイにするには水をたくさん飲むとよい」と聞くことがあります。しかし、水をたくさん飲んでもそれだけで身体の毒素が洗い流されるわけではないので、お肌が綺麗になるわけではありません。
飲み過ぎると、逆に身体に害になってしまうことも。ここではお肌とお水の関係や正しい水分の摂り方をご紹介します。
飲み過ぎは禁物?
私はいつもペットボトルを持っていて、定期的に水を飲む人たちに会います。 1日にできるだけ多くの水を飲むことで体をきれいにできるという話がありますが、人体は水を飲むだけできれいにできるほど単純ではありません。
それで、私はどれくらいの水を飲むべきですか?喉の渇きの時に水を飲まなければならないと言われています。体が水分を欠くと、脳は体に水分を摂取するように指示します。それは「のどの渇き」として現れるでしょう。
喉が乾いていないという事実は、体内に十分な水分があるという証拠です。したがって、その時点で水分を飲んでいても、それは不要な水分として尿中に排泄されることになり、あまり意味がありません。
また、「水分を摂取すると汗をかくので肌に良い」と言うのも少し違います。水分を多く摂取すると尿が増えますが、汗は出ません。また、発汗しても肌の毛穴が洗い流されるわけではありません。汗腺と毛穴が違うからです。汗をかいてストレスを和らげるかもしれませんが、化粧品としてはあまり役に立ちません。
肌にマイナスになることも
しかし、どれだけの水で飲んでも害はありませんか。
水の摂取量が多すぎると、体に有害になる可能性があると聞きます。
余分な水分は尿として排泄されますが、排泄量には限りがあるため、排泄できない水分が体内に蓄積されます。その結果、寒い人はそれを悪化させることにつながり、そして物理的な腫れは起こりやすくなります。
たくさん飲んでも肌は潤わない?
いつもいるオフィスが乾燥していたり、外で日光にさらされているとお肌が乾燥しやすくなります。が、その乾燥を補うためにお水をたくさん飲まなくちゃ!というのは、解決策としてあまり得策ではありません。
というのも、お肌の水分・保湿をコントロールしているのはセラミドであり、セラミドはお水をたくさん飲んだからといってその機能が向上するわけではないからです。
どうしてもお肌の乾燥が気になる方はセラミドの機能を補助してあげるように、美容液や保湿クリームなどをお肌に塗ってあげたほうが効果的です。
もちろん、元々のお肌のセラミドの機能を強くしてあげることも大切です。こちらは、日々の生活習慣(運動など)を改善することやお肌の機能を強くするために食事を改善するなど地道な努力が必要になりますね。

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